XMにはいくつもの取引メソッドがあります。
それぞれにメリットやデメリットがあるわけですが、短時間でサクサクと利益を上げたいという方に向いているのがスキャルピングです。
ただ、スキャルピングを明確に禁止しているFX取引所があるなど、あまり望まれている取引方法ではありません。
では、XMではスキャルピングは禁止されているのでしょうか?
ここでは、XMにおけるスキャルピングについて解説します。
目次
スキャルピングとは?
スキャルピングとは、小さな値幅を取る取引手法のことを指します。
1回の取引に得る利益がかなり小さいメソッドとなりますが、その取引を一日の内に何回も繰り返すことによって、利益を積み上げていくスタイルです。
よって、デイトレードのように購入してそのままというわけではなく、常に画面の前に張り付いて取引することになります。
ある程度のトレンドが見えている場合は、少し長めの時間をかけることもあるのですが、長くても数分程度で購入と決済を続けます。
瞬間的に利益を確保できるスタイルが支持されており、近年では多くのトレーダーがスキャルピングを実践しています。
スキャルピングのメリットは?
スキャルピングは、短時間でコツコツと利益を積み上げていく取引スタイルです。
近年では、上昇トレンドにある通貨ペアを見つけたとしても、短期間で市場が変化することが多くなっています。
例えば、世界各国の紛争や政変、新型コロナウイルスによるリスクなどがあります。
このような変動要素が多い中で、長期間ポジションを保有すること自体が大きなリスクと言えるのです。
スキャルピングの場合は、ポジションを長時間保有することがないので、相場の大きな変動やトレンドの発生などによる影響を受けにくいという点がメリットとなります。
もし間違った方向のポジションを保有した場合でも、短期間でロスカットすることで被害を最小限に抑えることが可能です。
また、常にポジションを保有している取引をしていると、為替変動が気になって安眠できなかったりプライベートも気が休まることがありません。
その点、スキャルピングの場合は取引さえ終わればそこで中断できるので、精神的な負担が少ない取引方法であります。
スキャルピングのメリットとしては、他にも一日に何度も取引を繰り返すことによって、多くの経験を得ることができます。例えば、これが1ヶ月上もポジションを持つ取引方法では、なかなか得られないものです。
市場を見る目を養う取引方法としても、スキャルピングはとても役に立ちますよ。
スキャルピングでは、自動取引もしやすいという点も見逃せません。
スキャルピングのデメリットは?
スキャルピングで必要となるのが、瞬時の判断力です。
自分独自のメソッドで取引していても、一瞬の迷いによって決済できずに利益を逃すこともあるので、注意が必要です。
また、スピードの確保には環境を整えることも必要となります。
比較的長時間かけるFX取引の場合は、屋外のWi-Fiに接続して取引を行っても特に支障はありません。
但し、スキャルピングにおいてはトレード中の回線の不具合は致命傷となりかねません。
室内でも、Wi-FiではなくLAN接続してディレイのない環境で取引しなければならず、また安定したインターネット回線を確保することも重要です。
他にも、1回の取引での利益が少ないスキャルピングを行う場合は、できるだけスプレッドの狭いFX取引所を選択する必要があります。
数pipsの利益を得るために、0.3pipsが固定の業者であれば比較的利益を出すことが可能です。
ただ、スプレッドが高ければ高いほど利益は出しにくくなるので、利用するFX取引所にも強くこだわる必要があります。
同時に、FX取引所によってはスキャルピングによる取引を禁止している場合があるという点です。
スキャルピングには大きく2種類あって、分スキャルピングと言われる決済までに数分かける取引の場合は比較的許容されています。
一方で、秒スキャルピングと呼ばれる60秒以内での決済を繰り返す取引は、サーバーへの負担が大きすぎることを理由として口座を凍結されるリスクがあるのです。
これは、毎月大きな利益を生み出しているユーザーに対して行われることが多いです。
明確に、利用規約の中でスキャルピングを禁止しているFX取引業者もあれば、逆にスキャルピングを認めていることを売りにしている取引業者もあります。
XMはスキャルピングを禁止している?
XMは、世界中に多くのユーザーを抱えるFX取引所として有名です。
また、日本語にもサポートしていて、日本人も多く利用しています。
そのXMでは、スキャルピングを公式的に認めているのです。
もしスキャルピングして大きな利益を得たとしても、出金拒否や口座凍結される心配はありません。
さらに、最低○○分はポジションを保持しないといけないなどの取引制限も存在していないので、自由にスキャルピングすることが可能です。
また、XMではEAなどプログラムを用いた自動売買トレードも禁止していません。
MT4の機能として実装されているものであれば、問題なく自動取引ができるのが良いですね。
スキャルピングと自動取引は密接した関係にありますが、両者が利用できるのがXMの魅力です。
トレード禁止行為は?
XMではスキャルピング自体は禁止されていませんが、トレードする上で禁止事項は存在しています。
代表的な禁止事項は、裁定取引(アービトラージ)の禁止があります。
2社間のレートの差を狙って両建てを行い、利益を得る取引手法でサヤ取りとも呼ばれています。
もしアービトラージが発覚したら、全利益没収されて口座閉鎖になる可能性があるので要注意です。
XMでは、1アカウントにつき8つまで口座を追加して利用可能なのですが、複数の口座を利用した両建て取引も禁止されています。
同一口座間での両建てはできるのですが、無意識の中で行ったとしても違反とみなされてしまいますよ。
その他では、ネットワークや接続遅延を利用した取引も禁止です。
過去、スイスフランショックやギリシャショックなど市場が急変動した時に、サーバーにアクセスが急激に集って接続遅延が起きる場合があります。
市場価格を反映されていない状態のレートにおいて、意図的に狙って取引を行うことは禁止されています。
このように、スキャルピング自体は禁止されていないものの、両建てなどの関連する手法は禁止されていることはよく理解して取引しましょう。
XMはスキャルピングに向いている?
XMでは、リクオートなしで約定拒否なしの厳格な方針を示しています。
採用短時間で売買を行うスキャルピングにおいては、約定力が絶対条件となります。
少しの約定のずれが積み重なれば大きな違いとなってしまうものですが、その点でXMはスキャルピングに向いたFX取引所と言えます。
また、最大レバレッジは888倍で少額でも大きな利益を得ることができて、証拠金維持率が20%を下回るまでロスカットされないために、レバレッジを最大限に活かすことができる点も魅力的です。
ゼロ口座では、最小0pipsという非常に狭いスプレッドとなっているので、スキャルピングに特に向いているのです。
まとめ
XMは、公式的にスキャルピングを認めている貴重なFX取引所です。
とても貴重な存在ですし、また狭スプレッドスキャルピングに向いているのも魅力的です。
スキャルピング自体は禁止されていませんが、禁止事項もあるのでその点も注意してスキャルピングを実践してください。